方丈山(ほうじょうやま)は東側が岩手大学御明神演習林になっており、同御明神牧場を経て許可なく立ち入ることはできないようです。赤沢川の流域の境界と思われる稜線上に破線の道が方丈山山頂を含めてほぼ1周しており、この範囲が演習林ではないかと思われます。滝沢の演習林も登山なら構わないと言われましたので、ここもただ登るだけならよいのかもしれませんが、閉ざされた正門からはかなりの距離があります。
方丈山(御明神牧場付近から)
御明神牧場正門
当初は、初冬か残雪期に北側の志戸前川から登ろうと考えていました。先週冷水山に登ったあとに、北側の林道を偵察しました。沢沿いに南下する林道は標高350mまで達しています。ここから稜線上の破線の道までは急斜面ですがそれほどの距離ではありません。志戸前川の右岸を通る林道は標高290mの伐採地で終わっており、ここから重機道が山のほうにありました。破線の道までは距離はありますが、比較的緩斜面です。このどちらかで登ることにしました。
方丈山(冷水山から)
南下する林道の終点に踏み跡がありましたので、こちらから登ることにしました。6時20分に出発です。
踏み跡から入ると、荒れた小沢で、沢をつめるのは危険そうでしたので、右手(左岸)の急斜面をよじ登りました。
植林された急斜面で、それほどの藪はありませんでした。
登り切って稜線に出ると(6時41分)、予想通り道がありました。やはり演習林なのでしょう。しかし柵も標識も何もありませんでした。
さすが演習林で手入れが行き届いているなと思いましたが、結構倒木があったりで、荒れたところもありました。
579mピークの北側は急斜面で道が不明瞭なところがありました。同ピークから南に下ると、東側から破線の道が合流し、これがメインストリートではないかと思いましたが、荒れているようでした。
方丈山の北側
最後の急登も結構荒れていました。
山頂には7時45分に到着しました。1時間25分かかりました。プレートは見当たりませんでした。
三角点(三等・方丈)
雲が晴れ、樹間に冷水山が見えました。
破線の道を南下し、町名森まで行けるかもしれませんが、戻ってくるのは大変ですのでやめました。往路を戻ります。
転がり落ちそうな急斜面です。
途中、下界が見えました。
GPS軌跡
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